実物が残存している帽子というと16,7世紀ごろとそれほど古いものではありません。
ただしこれは帽子を構成する素材を踏まえれば当然のことと言えるでしょう。一方で残されている壁画や彫刻に目を向けるとその歴史はよりふるいものであることがわかります。
なんとその歴史は「原始時代」あたりにまでさかのぼることができるのです。なお、その誕生の歴史は日光の直射を避けたり寒さを防ぐ、更には頭部を守ったり髪の乱れを防ぐと言った実用的なモノでした。
しかし集団での生活における水準が高まるについて自分をより魅力的に見せる手段としてより複雑で豪華なものが生み出され、身分や階級を業減する手段の1つとしての役割を担うようになりました。